面と向かってはご無沙汰していたceles氏と一緒に、押井守先生のお説教大会を見に行ってきました。
原作とか前情報を何も摂取してなかったので、かなり純粋に見られたかなとか思います。

いやー、なんか凄かった。上映後の観客席からわき起こる戸惑いのざわめきと溜息が、その凄さをよく表していたかも。
中盤以降、特にラスト数分の鬱展開を見ると、なかなか見えてこない全体像とか途中の長いお説教説明台詞とかメインキャストの棒読みなどどうでも良く思えてきます。

いや、なかなか面白かったんです。いろいろと。
でも、娯楽性とかクオリティとかを楽しむ向きにはまるでお勧めできません。となりで上映してたポニョの方が良い。

何を伝えたかったんだろうかと考えて、最近のゲーム世代へのお説教としか思えなくなった時点で、個人的にはおもしろかったです。
シューティングゲームという仮想空間の中で起こっている事象を、現実世界に引きずり出すとここまでひどい嫌悪感があるのかも。
そして、その嫌悪感を感じた自分にちょっと安心。